2011年4月23日土曜日

のび太「羽生蛇村?」

関連スレ
のび太「羽生蛇村?」一章
http://kanisokuhou.doorblog.jp/archives/51068269.html
のび太「羽生蛇村?」二章
http://kanisokuhou.doorblog.jp/archives/51068714.html

のび太「羽生蛇村?」三章
http://kanisokuhou.doorblog.jp/archives/51069047.html

のび太「羽生蛇村?」四章
http://kanisokuhou.doorblog.jp/archives/51070098.html

のび太「羽生蛇村?」五章
http://kanisokuhou.doorblog.jp/archives/51072117.html
のび太「羽生蛇村?」六章
http://kanisokuhou.doorblog.jp/archives/51073063.html


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364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:13:08.95 ID:xSBPy5VB0


【野比 のび太 第3日目/10:00:00 いんふぇるの】

のび太「ここは・・・・・・・・」

抜け穴フープを使った先。

堕辰子の逃げた、ガラスのような床の先。

そこは、綺麗な花の咲き乱れる幻想的な場所だった。

須田「なんか凄いな。みたこともない綺麗な花でいっぱいだ」

ジャイアン「表向きは、良い場所だな。
ここで野球がしたいぜ」

ここを何も知らぬ人が見たら何と思うだろうか。

人の近づけぬ神の園。

幻想的な光景に包まれた現世ならぬ場所。

そう、それは人の言葉にすれば『楽園』と呼ぶにふさわしい場所だった。

須田「・・・・・・・あ、あれ!」

咲き乱れる花の先、視界でギリギリ捉えられる程度の位置に神はいた。

八尾に寄りそわれながら、息絶え絶えで辛うじて生きていると言った状態に見えた。










365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:14:22.18 ID:xSBPy5VB0

のび太「あと少しみたいだ!」

予想以上に弱っている堕辰子を見て、のび太が喜ぶ。

これならば、いけるかもしれない。

そう思い堕辰子に近づこうとしたその時。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

急に地面が揺れ始め、不気味な声が響いた。

八尾「あなた達・・・・こんなところまでついて来て・・・・・絶対に許さないわ」

ズガァン!!!

のび太達と堕辰子、八尾を隔てるように石の柱が地面から現れる。

???「くっくっく、へっへへへへへへへ!!!」

それと同時に、石の蔭から一人の屍人が姿を見せる。

それは、かつて須田と美耶子を襲った男。

のび太が銃で撃退した男。

美耶子「淳!!」

神代淳にそっくりの容貌をしていた。







367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:17:14.69 ID:xSBPy5VB0

淳「うおりゃあ!」ブンッ

手に持っていた刀を一振りして、淳が吼える。

美耶子「焔薙を持ちだしたのか!?」

淳の持っている刀を見て、美耶子が驚く。

ジャイアン「焔薙・・・・?そりゃ噂に聞いてた名刀じゃねえのか!?」

美耶子「焔薙は神代家に代々伝わる名刀だ。
まさか持ちだされているとは・・・」

淳「うへへへへへ、くくくくくくく!!」

どうだと言わんばかりに名刀を前へ突き出し、笑う。

そんな態度の淳を前に、のび太が一歩前に踏み出した。

のび太「ここは僕に任せて」

ジャイアン「おいおい、相手は刀を持ってるんだぞ!
後ろには猟銃だって担いでる!」

のび太「だからこそ僕の出番なのさ」








368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:18:39.87 ID:xSBPy5VB0

ポケットから名刀“電光丸”を取り出し、スイッチを入れる。

今まで使われなかった名刀は、出番が来た事を歓喜するかのように手の中で震えた。

のび太「早くいって!堕辰子に八尾が何かしようとしてる!」

はるか向こうで、堕辰子が光り始めていた。

八尾が祈りをささげ、何かをしている様だった。

ジャイアン「・・・・・・・・・・負けたらぶっ飛ばすかんな!!」

そう強くいって、堕辰子の元へと走り出す。

淳「うおりゃあ!!」

ここは通さないぞと言わんばかりに淳が猟銃を構えようとするが。

のび太「お前の相手はぼくだ!」







369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:19:37.63 ID:xSBPy5VB0

ショックガンを放ち、淳の動きをけん制する。

須田「俺達も行こう!」

須田も美耶子の手を掴んで走り出す。

淳はどちらか一方でも仕留めようと焔薙を振ろうとするが、それものび太の電光丸に防がれてしまう。

淳「うおおおおおおおおおおっ!!」

邪魔をされて怒り狂い、のび太を威圧する淳。

のび太「そんな怒られ方じゃ怖くないやい!
ママの方がよっぽど怖いよっ!」

負けじと淳を見返して立ちふさがるのび太。

絶対不利の戦いが、はじまった。








370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:21:39.66 ID:zfOG4MAKP

お前ドラえもん詳しすぎだろwww







371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:21:42.09 ID:diHIjQdI0

のび太のくせにかっけえ







372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:22:53.13 ID:EeTZRciD0

基本特別編ののび太はかっこいい







373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:23:06.78 ID:xSBPy5VB0

ジャイアン「復活する前に殴り倒すぞ!」

ジャイアンはバットを構え、須田は猟銃を構える。

が、一足遅かった。

堕辰子「グウククククククケィオ!!!」

サイレンのような鳴き声を響かせて、瀕死の堕辰子が起き上がる。

真っ白い光を纏いながら。

八尾「ああ、復活なされたのね・・・・
実は、全て返されたのね」

八尾が堕辰子を見上げながらとけた笑みを漏らす。

美耶子「そんな。完全に治ってる・・・・」

復活した姿よりも美しく、歪な姿で舞う堕辰子。

それは謀らずも、その場に居る全員に完全なる復活を遂げた事を告げた。








376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:26:43.76 ID:xSBPy5VB0

ジャイアン「こんにゃろー!」カキーン!

ポケットに入れて置いたボールバットで打ってを堕辰子にぶつける。

バシュウ!!

ジャイアンが渾身の力を込めて放ったボールは、堕辰子に届く前に消し飛ばされてしまった。

須田「くらえっ!」バンッバンッ!!

これならどうだと須田が猟銃で堕辰子を狙うが、それも傷一つ負わせることが出来なかった。

八尾「無駄よ。神に現世の物の攻撃がきくとでも思ってるの?」

嘲るように八尾が言う。

ジャイアン「それならこれでどうだ!」

石ころ帽子を被り、一時的に姿を消す。

堕辰子「!?キュオオオオオグイックゥ!?」

目の前に居た少年が消えて驚く堕辰子。

ジャイアン「くんの~~~~~~~っっ!!!」

堕辰子の死角となる後ろから、ジャイアンがフルスイングのバットを叩きこむ。








379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:37:59.97 ID:xSBPy5VB0

それがただの生き物相手であったのならば、おそらく耐えられるものはいなかったであろう。

ただの生き物相手ならば、の話だが。

バシュウ!!

何かが燃えるような音がして、ジャイアンのバットの堕辰子に触れた部分が消し飛ぶ。

ジャイアン「げえぇ!?なんだこりゃあ!」

堕辰子「グググググイィ!!」

無駄だと言わんばかりに堕辰子がけたたましく吠える。

須田「くそっ、どうすればいいんだ・・・・!」

美耶子「宇理炎があれば・・・・・」

八尾「無駄よ。宇理炎は封印したもの。もう堕辰子様を止められるものは無いわ」

八尾も勝ち誇ったように高笑いをする。

八尾「向こうでも決着がついたみたいだし、もう終わりにしましょう」

言葉に釣られてのび太の方を見ると、淳がのび太の電光丸を撃ち飛ばしていた。







381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:42:05.22 ID:xSBPy5VB0

淳「くっけけけけけえけええっけけえ!!!」

のび太「うぅ~・・・・・」

電光丸の電池は切れ、ショックガンは既に弾切れ。

不死身の敵を相手に善戦したのび太だったが、限界が来てしまった。

のび太(やっぱり僕じゃダメだったのかな・・・・?)

なにをやってもだめ。

いつも失敗ばかり。

今回も、そうなってしまうのか。

のび太「やっぱり僕は・・・・・・何もできないのかな・・・?」

手に持った弾切れのショックガンが、滑り落ちる。

それが地面に落ちる前に、のび太は肩を叩かれた。



スネオ「良く頑張ったじゃないか。お陰で間に合ったよ。
のび太にしては上出来だ」







384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:43:16.34 ID:EfTkukVjO

スネちゃま!







386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:45:23.43 ID:S2pTOdQU0

骨川△







388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:46:12.43 ID:xSBPy5VB0

のび太「え・・・・・・?」

いないと思っていた友。

最後まで行方がわからなかった友。

それが今、のび太の肩を叩いた。

牧野「須田さん!これを受け取ってください!」

牧野が何かの像を持ちながら須田に駆け寄る。

淳「おえええあああああ!!」

牧野を先にいかせないように刀を振り被る淳だったが、3度目の邪魔をされてしまった。

ゴシャア!

鈍い音がして、ネイルハンマーが淳の頭に当たる。

宮田「邪魔をするな」

スネオの脇からもう一人、男が出てきた。







392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:48:38.95 ID:xSBPy5VB0

のび太「え・・・・えっ?」

スネオ「真打ちってのは最後に登場するもんなのさ。
今の僕カッコ良かっただろ?」

笑いながらスネオがポケットから銃を取り出す。

その姿は、何故だかとても大きく見えた。

スネオ「ほら、お前の銃だよ」

空気ピストルが、のび太に手渡される。

何度も使った愛用の銃。

時には危機を救ってくれた銃。

一度くだけた心が、再構成されていく。

のび太「・・・・・・・・・・・・えーーーーーーーーーーい!!!」

バシュウッッ!!!

声と共に発射された弾は淳の額へと一直線へ進む。

淳「ぐわぁぁああ!!」

ショックガンのダメージが溜まっていた淳が耐えきれなくなり、倒れる。







394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:51:46.49 ID:xSBPy5VB0

宮田「今のうちだな」

宮田が倒れた淳に駆け寄り、焔薙を奪う。

宮田「俺が、俺としてやるべきことを、やり遂げる」

焔薙を持って走り出す。

求導師にはなれなくても。

兄のようにはなれなくても。

宮田司郎は、宮田司郎として生きていく。

小さな子供に教えられた事を胸に、宮田は走り出した。

八尾「ぞろぞろと集まって・・・・・うっとおしいわ!」

宇理炎と焔薙が揃ってしまった危機感に苛まれながら、八尾が吐き捨てる。

八尾「仕方ない。堕辰子様!そのお姿を!!」

堕辰子「キュオオオオオオオオオゥオケェ!!」

八尾が言うとともに、堕辰子の姿が消えていく。







396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:53:16.25 ID:xSBPy5VB0

須田「逃げるのか!?」

美耶子「違う!視界はまだ消えてない!見えないだけだ!」

八尾「ゆっくり一人づつ殺してやるわ!」

完全に消えた堕辰子。

影も残さず消えたそれをみつけるのは、不可能だ。

これだけの人数が、いなければの話だが。

牧野「須田さん!これを!!」

牧野が須田に銅像を渡す。

須田「これは?」

美耶子「宇理炎だ!!」

宇理炎。

使用者の魂と引き換えに全てを浄化する神の力。

須田は既に神代の呪いで不死身になっている。

それはつまり、宇理炎を無制限に使えると言う事になり得た。







398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:56:03.71 ID:xSBPy5VB0

宮田「おいガキ、これを使え」

宮田がジャイアンに刀を渡す。

名刀、焔薙を。

ジャイアン「お、俺でいいのか?って、な、なんだぁ!?」

ジャイアンが焔薙を持った瞬間、刀身が白く燃え上がり始めた。

宮田「木る伝の力だ。それなら堕辰子の首を落とせる」

木る伝というのが何かわからなかったが、刀身からあふれ出る力がぼんやりとジャイアンに勇気を与えた。

ジャイアン「へへ、やっぱ最後は俺様じゃねえとな!!」

バットを振るった時と同じように、焔薙をブンッとふる。

ジャイアン「一度こんな刀、持ってみたかったんだ」








399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:57:56.84 ID:nXQ+wwY70

盛り上がってまいりました







400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 19:58:55.37 ID:xSBPy5VB0

美耶子「私が視界ジャックをして堕辰子の場所を伝える!」

美耶子が言いだす。

宮田「俺も手伝おう」

牧野「私もやります」

宮田と牧野が続いて言う。

のび太「僕が援護射撃で隙を作るよ!」

スネオ「僕も手伝うよ!」

のび太が空気ピストルを構え、スネオも空気ピストルを構える。

須田「動きが止まったら宇理炎を撃つ!」

ジャイアン「最後は俺様が叩ききってやる!」

誰が示したわけでもなく。

それぞれが自分の出来る事をやる。

即席の布陣は、神を越える力となる。








405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/07(木) 20:01:39.10 ID:xSBPy5VB0

堕辰子「キュウウウウウグイエグエエエエエエ!!」

姿を消した堕辰子が、耳障りな声で鳴く。

それは、全員の頭を例外なく苛んでいった。

それでも、誰一人として隙を作る事はしない。

どう足掻いても絶望。

その状況を打開するため。

明日を生き、逃げ場なんて無いこの状況から抜けだすために。

誰一人未来を諦めなかった。

美耶子・宮田・牧野「・・・・・・・・・そこだ!」

3人が同時に指をさす。

V字型に並んでいた3人が示した方向は、1点で結ばれていた。

のび太「うわああああ!!!」パァンパァン!!

スネオ「てやあああああ!!」パァンパァン!!

2人が示された場所に一斉に空気ピストルを放つ。







407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:02:51.39 ID:KIX4CqyE0

ゲームラスト思い出して涙でできた







408 : 【東電 83.4 %】 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/04/07(木) 20:04:18.62 ID:kp5cahHj0

なにこれ
かっこいい








410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:06:09.73 ID:xSBPy5VB0

堕辰子「キュウエエウイギイイ!??!??」

この世のものではあるが、ずっと未来で作られる道具は堕辰子に少量だが隙を作らせた。

ダメージこそ与えられないものの、須田が宇理炎を撃つまでの間を十分に稼ぐことが出来た。

須田「全部・・・・終わらせてやる!!」カッ

須田が掲げた宇理炎が光り、堕辰子のいるであろう場所に煉獄の焔を作りだした。

堕辰子「グェエェェェェェェエェエエエェエエエ!!!!!」ボオオオオオオオオッ!!

全てを浄化する焔に包まれて、堕辰子がもがく。

ジャイアン「俺に任せろ!!」

強く強く踏み込んで、刀を一閃、走らせる。

スパァン!!

宇理炎と同じく全てを浄化する力を持った刀は、過たず堕辰子の首を切り落とした。

堕辰子「オアspj0qジ0jdクァjファニfhンフィアニアンpc!!??!?!?!?!!?"?!"?!」

断末魔の悲鳴をあげて、堕辰子が倒れる。

忌々しい、サイレンの音を島中に響かせて。

消えていた姿が現れ、ずたぼろの体を地面に咲き誇る花に沈めた。







413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:09:21.97 ID:xSBPy5VB0

暫くぴくぴくと痙攣していた体はやがて静かに―――――――













―――――――――――――――――――止まった。







414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:10:12.68 ID:xSBPy5VB0

のび太「・・・・・・・・・」

スネオ「・・・・・・」

須田「や・・・・・やったのか・・・・・・・?」

宮田「・・・・・・・そのようだな」

美耶子「・・・・・・・・倒したのか」

牧野「・・・・・・・・み、みたいですね」

ジャイアン「・・・・・・・・・・・・おおおおおおおおおおーーーーーーーーーっ!!!」

全員の感情が爆発する。

7人「やったぞーーーーーーーーっっ!!!!」

全ての元凶と思われる敵を。

神を、倒した。








418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:13:09.66 ID:xSBPy5VB0

八尾「・・・・・・・堕辰子様」

倒された神を呆然と見つめる八尾の容姿は、醜悪な老婆へと変わっていた。

八尾「不死もなくなり・・・・復活した堕辰子様も倒され・・・・・
でも、次の世界では・・・・・・」

ふらふらと堕辰子の頭を抱えた八尾は、その場に結界のようなものを出した。

八尾「次の世界では・・・・・・・」

須田「ヤバい、逃げるつもりかっ!」

ジャイアン「逃がさねえぞ!!」

ジャイアンが追おうとするものの、到底間に合う速さではなかった。

そのまま結界に居ればの話であったが。






ドラえもん「空気砲!!」ドカンッ








419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:15:26.97 ID:nG8etMkHO

ドラちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!







421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:17:19.77 ID:VY4Yn7dD0

ドラえもんktkr







422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:18:03.69 ID:xSBPy5VB0

ドラえもんの声と共に、八尾の体がはねとばされる。

結界から飛ばされた八尾は、当然他の世界に行くことが出来ない。

ドラえもん「いまだ!」

須田「宇理炎の焔よ!!」

須田の言葉と共に、八尾が宇理炎の青白い焔に包まれる。

八尾「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!」

壮絶な叫びと共に、八尾の体が燃え尽きる。

皮肉にも、幾人もの娘を堕辰子の生贄として燃やしてきた八尾は、浄化の焔によってもやしつくされて死んだ。

のび太「ドラえもん!」

ドラえもん「タイムパトロールの人から電話があってね。
八尾は時間と空間を渡れるって聞いたから、いてもたってもいられなくなって」

スネオ「全く、ちょっとひやひやしちゃったよ」

美耶子「これで、全部終わったんだな」

須田「ああ、多分な」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・








424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:18:46.44 ID:xSBPy5VB0

激しい戦いを終えたのび太達をなお追い詰めるように、地面が揺れた。

のび太「な、なんだぁ!?」

ドラえもん「神を失ったから、常世が崩壊し始めてるんだ!」

スネオ「早く逃げよう!」

ジャイアン「ここまで来て生き埋めなんて勘弁だぜ!!」

穴抜けフープに向かって全員で走る。

生きるために。

明日を迎えるために。








426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:22:40.78 ID:xSBPy5VB0

のび太「助かったぁ~~」

数十秒後、のび太達全員が出てすぐに、常世は崩壊して消え去った。

それは図らずも、堕辰子が完全に死んだ事を表していた。

しずか「のび太さん、皆無事だった!?」

のび太「もちろん!約束したもの」

スネオ「あー、本当に疲れたよー。
もうこりごり」

ジャイアン「この名刀、貰っちまっていいのかな!」

スネオ「いや、だめでしょ」

志村「本当にやっちまうとは・・・・・大したもんだ」

宮田「・・・・・牧野さん」

牧野「・・・・なんですか?」

宮田「俺は、俺としていきます」

牧野「・・・・・・・・・わかりました」








427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:23:25.47 ID:xSBPy5VB0

美耶子「本当に、全て終わったんだな」

須田「そうみたいだな。これで美耶子も外に出れるな」

恩田「助かったのね・・・私達」

高遠「本当に・・・・よくやってくれました」

美浜「やっと帰れるのねー!!もう私疲れたーーー!!」

思い思いの会話をして、全員で喜びを分かち合う。

ドラえもん「まだ上に屍人はいるみたいだから、安全そうな場所へどこでもドアでうつってから
何でも治せる薬を飲もう!」

のび太「そうだね!」

須田「何でも治せる薬・・・・?どこでもドア・・・・?」

スネオ「ああ、説明はドアの向こうでするよ。
今は早く朝日が見たいから」

ジャイアン「そう言えばもうそんな時間か。うおーっ、腹減ったぜ!」

ドラえもん「はいはい、後で出してあげるから。
それじゃあ一旦帰ろう!!」

ガチャ

第六章 因果律の崩壊 終








423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:18:21.66 ID:nXQ+wwY70

まさかこのスレタイでこんな燃えるとは思わなかったでござる







430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:25:16.04 ID:xSBPy5VB0

【後日 三隅日報】

羽生蛇村を襲った土砂災害の生存者4名を発見しました。

男性一人、女性一人、女児二人という事です。

男性は意識障害を患っていたようですが、それ以外の生存者は無事だという事です。

更に、自衛隊は13人の男女を発見したようですが、大型のヘリで助けに行ったときには既に姿を消していたそうです。

自衛隊は、引き続き調査を続けるとのことです。



のび太「だってさ、ドラえもん」

ドラえもん「寝てる時に帰って来れるとは予想外だったなぁ・・・」

のび太「まあ、良いじゃん。皆元気なんだし!」

ドラえもん「そうだね」

のび太「それじゃあ、ジャイアン達に誘われてるから野球行ってきます!」

ドラえもん「あ、のび太君宿題!・・・・・・今日くらい許してあげようかな」



エピローグ 終








431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:25:51.00 ID:nXQ+wwY70


…まだなんかありそうだな








432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:26:48.69 ID:diHIjQdI0

やるじゃない







434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:27:09.22 ID:xSBPy5VB0

【埋まっていないアーカイブ】

スネオと宮田、牧野は何をしていたのか?

多門と依子はどうして脱出出来たのか?

知子は何をしていたのか?








438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:29:58.47 ID:Fs3bmTlL0

まだ何かあるのか・・・?







464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:46:31.12 ID:xSBPy5VB0

続章 再び地獄へ

【骨川スネオ 第2日目/23:32:11 屍人の巣 中央交差点】

スネオ「参ったな・・・・」

屍人の巣に入ってから3時間あまり。

スネオ達3人は完全に迷ってしまった。

スネオ「どこから入って来たかすらわからないよ・・・・
建物の形が歪すぎるんだよ!」

恩田「それにやっぱり化けものの数も多すぎるわ・・・
覚悟はしてたけれど、隠れて逃げ続けるのがこんなに地理感覚を無くすなんて」

牧野「本当に、もう疲れましたよ・・・」

今までに類を見ないほどに多い屍人。

しかも、その殆どが頭脳屍人や犬屍人等の海還りを終わらせて屍人化を強めた奴らばかり。

そんな者達を相手にしながら、複雑で歪な巣を迷わず進めという方が無理な話であった。








466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:47:57.02 ID:xSBPy5VB0

そんな者達を相手にしながら、複雑で歪な巣を迷わず進めという方が無理な話であった。

スネオ「せめて、目印みたいなものがあればなぁ・・・」

周囲を見回しても、継ぎはぎだらけの板に意味をもたない看板など、目印になりそうなものもなかった。

恩田「これじゃあ帰ることも探索することもままなりませんね・・・」

牧野「このまま出られなかったらどうしよう・・・・」

牧野が弱音を吐いて辺りに屍人がいないかきょろきょろと見まわしていると。

ガサッ

牧野「ひっ・・・・・!?」

近くの塀の向こうで、草が動く音がした。

恩田「どうしました!?」

スネオ「敵かぁ!?」

慌てて視界ジャックをして周囲を見回すスネオ。

すると、一人の人物の視点をジャックする事が出来た。








467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:51:02.51 ID:xSBPy5VB0

その人物は、ゆっくりとこちらへ向かってきた。

宮田「牧野さんに恩田さん。それに・・・・・うちの病院で倒れてた子ですか。
偶然が続きますね」

病院で会った時とは違う雰囲気をした宮田が、そこにはいた。

恩田「宮田先生も無事だったんですね・・・・」

宮田「ええ、コイツもありましたしね」

そう言って宮田は手に持っていた拳銃をチャキリと鳴らした。

それから、ゆっくりと言葉を吐きだした。

重く、暗い、呪詛の言葉。

宮田「俺は、牧野さんになりたかった」

牧野「・・・・・!?」

牧野の反応を見ずに言葉を続ける宮田。

宮田「いつでも俺は同じ顔に頭を下げている自分が空しかった・・・」

牧野「私は・・・・・何もわからず、求められた役柄をこなしてただけだよ・・・
逆だったら、こんなこと・・・」







468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:52:14.91 ID:xSBPy5VB0

牧野も、何時も思っていた。

責任を押し付けられる立場が、自分でなければと。

期待される立場が、自分ではなければと。

宮田「俺は俺としてやれる事を全てやりました
これで、この舞台から退場することとしますよ。」

カチャ、っと拳銃の引き金を引く。

宮田「宮田司郎という存在には、ここで死んでもらいます」

拳銃の向く先は――――――――





―――――――――――――――――牧野へ。

恩田「な、何してるんですか先生っ!!」

宮田「言ったとおりです。宮田司郎という存在にはもう死んでもらうんです。
あとは私が、求導師としての使命を全うします」

宮田は、ここに来るまでに先代の神の花嫁(儀式の生贄)である美耶子にあい、宇理炎を託された。

それは、本来ならば牧野がしなければならなかったこと。







470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:55:46.01 ID:xSBPy5VB0

牧野が拒み続けて、やらなかったこと。

それを行った宮田は、求導師に真になるべきは自分だと思ったのだ。

いや、もはや宮田の中では自身は牧野、求導師になっているのかもしれない。

宮田「もう宮田という存在はいりません。必要なのは、牧野慶という求導師の存在。
安心してください、あとはキチンと引き継ぎますよ」





スネオ「・・・・・・いい加減にしろっ」

スネオが小さな声でいい、牧野の前に立つ。

スネオ「なにわけのわからない事言ってるんだよ。
宮田さんは宮田さんでしょ?それ以外のなんだって言うのさ!
牧野さんは牧野さん、僕は僕。なるべきとかならないべきとか、意味分かんないよ!」

宮田「判る筈が無い。どうしようもなく押しつけられた劣等感を感じたことのない人間に。
俺の気持ちがわかってたまるか」

銃口を少し下ろし、今度はスネオにむける。

それでもスネオは口を閉ざさず、敢然と言い放った。








471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:56:55.81 ID:xSBPy5VB0

スネオ「劣等感なんて常に感じてるよ!パパもママも凄い人だ!スネツグ兄さんも凄い!
それに比べて僕は何もできない!!何時もパパ達の影に隠れて何かするしかない!!」

劣等感。

それはスネオにも存在していた。

お金持ちの重圧。期待。そして―――――――――無関心。

自分を自分としてみてくれない、そんな恐怖。

スネオ「それでも僕は僕に誇りを持っている!他の誰かになろうなんて思わない!!
そりゃ確かにのび太やジャイアンみたいになりたいと思う事はある・・・・・けどっ!
自分を捨ててまで、誰かを傷つけてまでなりたいなんて思った事は無い!」

だけどそんな重圧にも負けないで。

そんな悲しい境遇にも負けないで。

スネオは胸をはる。

自分が骨川 スネ夫である事に。

自分が、変えようもない自分である事に。








472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:58:03.61 ID:xSBPy5VB0

宮田「・・・・・・・くそっ!」

何時も影で兄を見ていた自分と、スネオが重なる。

コンプレックスを受け止めたフリをしていた自分が笑う。

宮田「邪魔だっ!!」

バァン!!

宮田の拳銃が火を噴く。

スネオ「うわあああ!!」バシュッ

スネオの腕の辺りを弾は貫いて、地面を抉り取った。

恩田「スネオ君!!」

牧野「宮田!」

同時に叫ぶ2人を傷ついていないほうの手で制して、スネオが言う。

スネオ「諦めないでよ。まだまだ宮田さんにはやることがあるんだろうからさ。
考えてみてよ、宮田さんにしか出来ないこと」

撃たれてもなお、スネオは説得する。








475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:59:07.51 ID:xSBPy5VB0

誰でもない、宮田自身に向けて。

求導師も暗部も医師も関係ない、宮田という存在に向けて。

宮田(俺にしか・・・・・出来ないこと)

求導師も関係なく。

宮田という存在も関係なく。

宮田「俺が・・・・・出来ること・・・・」

カシャーン

宮田の手から拳銃が滑り落ち、がっくりとうなだれる。

宮田「俺は・・・・・何をしようとしていたんだろうな」

恩田「スネオ君、大丈夫?」

スネオ「平気平気、ジャイアンに殴られた時の事を考えれば・・・やっぱいた~い!!」








477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:02:06.45 ID:xSBPy5VB0

牧野「・・・・・・ごめんなさい」

牧野が手をついて宮田に謝った。

牧野「ぼくが、不甲斐ないから・・・・・・」

宮田「・・・・・・顔を、あげて下さい」

牧野が顔をあげた瞬間。

ドグシャア!!!!

強烈な蹴りが牧野の顔面を捉えた。

恩田「!!」

しかし、牧野は体制を立て直すと、もう一度顔を差し出した。

牧野「・・・・・・一撃じゃ、無いでしょう?」

宮田「じゃあ、もう一発」

ドシャア!

次は宮田の顔を、思い切り殴り飛ばした。

そして。

宮田「これで、チャラにしましょう」








479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:02:53.92 ID:xSBPy5VB0

倒れた牧野に、宮田が手を差し伸べる。

それは、男同士の、兄弟同士の憂さの晴らし方。

積年の恨みを晴らす、一番温和な解決方法。

宮田「これからは俺は俺として生きます。求導師の弟ではなく、宮田司郎として」

そう牧野に告げてから、スネオに向き直り、

宮田「済まなかった」

頭を下げた。

スネオ「気にしてないよ。よそ者が口出したんだから」

軽く笑って見せる。

宮田はそれを見るとすぐに下げた頭を戻し、

宮田「この騒ぎで屍人が来るかも知れない。早く先へ行くぞ」

そう口走って早々に歩き始めてしまった。








480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:03:29.34 ID:xSBPy5VB0

恩田「何なんですか、あの態度はっ!」

一人状況についていけなかった恩田は不平をもらしたが、牧野とスネオは何も言わずに着いて行った。

スネオ(多分、これから宮田さんは色々なものを背負っていくんだろう。
それは、宮田さんの一生をかけても償いきれないと思うけど、宮田さんなら何とかしてくれると思う)

ぼんやりと宮田の先を考えながら、スネオはまた先へと進み始めた。

歩いて歩いて。

隠れて隠れて。

途中沢山の爆薬を拾ったりしながら暫く進むと、視界が開けてきた。

スネオ「何だろう・・・・ここ」

こんこんと濁った紅い水をため続ける場所。

宮田「・・・・ダムだ」

村の地理と場所の雰囲気を感じ取り、宮田が言う。

ダムというには、その建物の底は異常だった。

恩田「ねぇ・・・・・ダムの水の中・・・何かいるよ・・・・・」








481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:07:19.18 ID:xSBPy5VB0

紅く濁った水の中で蠢く影。

それは、27年前に異界に引きずり込まれた人達だった。

スネオ「酷い・・・・」

そんな事は知らないスネオ達だったが、水の底で苦しむようにもがく影達を見て、なぜだか胸が締め付けられた。

スネオ「何とか出来ないかなぁ・・・・」

周りを見てみるも、ダムの水門を開ける装置の類は無かった。

宮田「爆破、するしかないようだな」

宮田は着ていた白衣の裏側から、持ってきた爆薬を取りだした。

スネオ「どうせなら、屍人の巣に当たるようにしないかな?」

スネオが提案する。

牧野「そんなことしたら、友達が溺れちゃわないかい?」

スネオ「大丈夫、ここからあの位置の水門を爆破すれば、水は第一階層を襲うだけにとどまるはず。
一階層に人がいてもしがみつくものも沢山あるしね」

そう言って水門の所まで行く。








482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:08:22.44 ID:xSBPy5VB0

宮田「爆破するぞ」

爆薬を仕掛け、水門を吹っ飛ばす。

水は文字通り堰を切って飛び出していき、屍人の巣を襲った。

同時に、水の引いたダムの底から、人影が見え始めた。

牧野「あれは・・・・・人・・・・?」

宮田「化けものか」

スネオ「ちょっと違うと思う、完全に化けものにはなってないみたい」

恩田「ずっと、ダムの底で化けものにならないように頑張っていたって事・・・・?」

宮田「永遠に生きるのは、永遠に苦しむのと一緒だな・・・」

牧野「・・・・・・救いましょう、彼らを」

スネオ「どうするのさ?」

牧野「・・・・・・・私の命と引き換えに、宇理炎の焔を使います」

恩田「宇理炎・・・?それより、命と引き換えってどういう事!?」

宮田「宇理炎は使用者の命と引き換えに、全てを浄化する焔を発生させるんだ」

ネオ「ええええ!?い、い、命と引き換え!?」







488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:14:30.94 ID:xSBPy5VB0

牧野「彼らを助けられるのなら安いものです。それが求導師の務めです」

そう言って牧野は笑い、それから宮田に向かって手を出した。

牧野「いまさらですが、宇理炎を下さい。
全て、終わらせますから」

だが。宮田はその手を無視して、ダムからおり始めた。

牧野「宮田さん!?何してるんですか!」

宮田「犠牲になるのは、俺一人で十分だ」

白衣をはためかせ、ダムの下へと降りる。

せめてもの償いをするために。

人々を救済するために。

宮田「煉獄の焔・・・・俺の命と引き換えだ・・・」

手元の宇理炎を掲げ、全てを浄化しようとした時、牧野が割って入った。

牧野「煉獄の焔よ!僕の命も共に!!」

2人を宇理炎から出た光が包み、魂を奪っていく。








489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:15:10.95 ID:xSBPy5VB0

2人を宇理炎から出た光が包み、魂を奪っていく。

スネオ「宮田さん!牧野さん!!」

ダムの底に穴があき、そこから浄化の焔が舞い上がる。

哀れなる人々を救済するために。

全てを暖かな命の焔で燃やしつくすために。

ボシュウウウウウウウウウウウウ!!!!!

舞い上がる命。

輝く生命。

スネオ「宮田さん!牧野さん!!大丈夫ですか!?」

宮田「バカやろう・・・邪魔しやがって・・・・」

牧野「ぼくたちは・・・・兄弟ですから・・・・・」

2人の魂を半分ずつ吸った宇理炎は益々輝きを増し、その場に居るもの全てを浄化していった。








490 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:15:39.94 ID:xSBPy5VB0

スネオ「ここに居たら僕達も危なそうだな・・・逃げよう!」

恩田「でも、2人は動ける感じじゃないですよ!」

スネオ「動かす必要なんてないさ!ちょっと手伝って!」

そう言ってポケットから取り出すのは、ラジコン粘土。

残っていた分を全て使って、小さなボートを作る。

恩田「凄い・・・・なにこれ・・・」

スネオ「ちょっとした未来の道具さ。さあ、2人を乗せて。
ちょっと危ない渓流下りだ!」

それからダムから流された水をたどって屍人の巣に戻った4人はドラえもん達と遭遇し、最後の決戦へと挑んでいく。

アーカイブ 01 羽生蛇村求導師伝説 complete








494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:23:49.45 ID:xSBPy5VB0

以上、矛盾点を一応解消したアーカイブでした
かき起こすとわかるけど爆薬が有りましたー水門爆破出来まーすって都合よ過ぎると思う
SIREN自体細部まで作り込まれてるんだからもっと気を使って欲しかった








500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 23:38:39.51 ID:xSBPy5VB0

33人殺しを次元のねじれと時間軸の歪みを基点にした設定を元に説明すると
のび太達が介入する前のSDKは三十三人殺しをやっていますがのび太達の時間軸のSDKは33人殺しをしていません
これにより別次元の人が××村33人殺しを目撃できずループがここで止まります
求められてる説明と違ったらごめんなさい








432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 20:26:48.69 ID:diHIjQdI0

やるじゃない







451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 21:23:10.89 ID:TbuZVYVE0

sirenしらんが楽しめた








460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/07(木) 22:21:30.74 ID:qeN+HhsbO

すげー面白かった!


















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