2014年12月1日月曜日

人の心を操作するブラックマーケティング という本を買った。

 んな本を買ってみました。「人の心を操作するブラックマーケティング」というインパクトのあるタイトルですが、なんの本かというと「ステルスマーケティング」に関する本です。
ちょっと文献が欲しかったので購入したのですが、これが非常に良かった。本当にタダのレビューですが、簡潔に紹介していきたいと思います。




ステマ問題をずっと追っかけるほど関心がある人には物足りないが、入門書やさわりを知るには最適。

 この本はステマについて知るのには入門書に向いてます。結局ステルスマーケティング野何がいけないのか、ではどうすればいいのか等が非常にシンプルに纏められているので、誰にでも分かると思います。文章的にもおそらく中学生3日もかからないくらい簡単で読みやすい。ジャンルも多岐にわたっており、食べログの問題からはちまの問題までカバーしております。

 ただ、残念なのは、はちま問題に触れているにもかかわらず、WillViiや株式会社KNDに触れられていない点。2ちゃんねる住人を怒らせた一例だけで終わっているのが残念。何度も例として出すならばもっと踏み込んでいくべきだったのでは。

 


 2ちゃんねる住人について詳しく書いてある。ステマ問題に敏感なのは2ちゃんねる住人ではないか。
 つ勉強になったのは「2ちゃんねるに書き込めるような人間は反撃されるのも恐れず、自己表現がある程度出来る人間」であり、少数である。と書かれていた点。多くの人は反撃が怖くて傍観している場合が多い。ということです。まとめブログが栄えるのはこの点にもあるのかなあと考察するに至ります。
 そしてこの本2ちゃんねる住人を特別にカテゴリするほどステマ問題に敏感な存在として取り上げています。本書のアンケートでもたしかに数字では関心が高いという数字が出ています。
省みると、たしかにそういう点が強いかもしれないという気はします。「ある意味で一番ネットの是正化への思いが強い人たちである」と記述もされていましたが、たしかにそういう捉え方もあるのかもしれません。




FUD、他社攻撃を「逆ステマ」と表現していたのが面白い。

 
 ステマ。私達がよく「ネガキャン」と呼ぶ手法を本書ではこう呼んでいます。たしかに「ネネガティブキャンペーン」と書くとすごく嫉妬のような感情的なものだと認識しがちですが、「逆ステマ」と書くことで、卑怯な手法であることをより強調できる感があります。(まあ、感じ方は人それぞれですが)

 この「逆ステマ」こそ私達利用者にとって一番嫌な感情が芽生えるものですので、ここまで踏み込んだのは非常にナイスだと思います。アメリカの政治FUD行為と「逆ステマ」の違いもきっちり明記されています。




本当に気になったところの感想だけですが、この本自体は読む価値があると思います。ステマ問題を今一度振り返るのもありですし、知らない人は入門書として読むのもありです。

この記事を「もしかしてステマではないか?」と疑えるようになるのがベストだと思います。ただ一応書いておきますが、この記事は私の勝手で書いてます。これを信じるかどうかはみなさんと私の信頼関係次第でしょう。では。


1 件のコメント:

  1. >反撃されるのも恐れず、自己表現がある程度出来る人間
    >多くの人は反撃が怖くて傍観している場合が多い
    ニコニコ生放送などの事例だけど、リアルタイムで見てるのに
    NG機能がむちゃくちゃに機能しているわけでもないのに
    コメントはツイッターや2chの特定スレッドでやってる人を多く見かける
    しかもツイッターアカは愚痴も書き込めるように専用アカを作ってたりする
    そして一番多く見かけるのは特定人物をうぜえと言って叩くコメント

    叩きたいだけのチキンってこうやって生まれるんだなと思った

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